広昭さんは、山が好きで、伊那谷で田舎暮らしをしたいと移住先を探していました。「自然が豊かで、交通の弁も悪くない、暮らしにはちょうどいい町」と松川町への移住を決めました。
現在、山間の地に友達に手伝ってもらいながら自分たちで建てた家で暮らしており、その家の窓からはのどかな里山の景色を眺めることができます。地元の木をふんだんに使ったこだわりの家はぬくもりがあり、家族の明るい笑顔が絶えません。憧れた田舎暮らしを楽しんでいます。
広昭さんは、セルフビルドをサポートするという方法で、お施主さんと一緒に家を建てる仕事をしています。会社の事務は頼れる亜樹さんが担当。セルフビルドは自らの手と頭を使うことで暮らしをつくる喜びがあります。コストが抑えられることもあり、町に移住した若い世代から人気です。また、地域で育った木で建てる家が、その地域の風土や文化と調和して長持ちするという考えから、地元の檜や杉、赤松などの木材を主に使っています。
「親切で優しいひとが多い町です。この町でそれぞれの暮らしを大切にしつつ、自立しているけど仲良く助け合う暮らしをこれからも大切にしていきたい」(広昭さん)
自分たちの暮らしを自分たちでつくりながら、地域で、助け合う暮らしが営まれています。
(この記事は取材時の内容です)