Uターンする前、愛知県で有機農産物を取り扱う会社に勤めていた俊和さんは、自分自身で永続可能な農業をやってみたいという思いが強くなり、早期退職して松川町に戻ってきました。
現在、無農薬、無肥料にこだわったお米と野菜を息子さんと一緒に栽培しています。「子どもや孫、そしてその先の世代も、家族で楽しく取り組んでいける農業を少しでも広めていきたいです」と俊和さん。
俊和さんは、2018年に、「農業をきっかけにいろんな人が集える場所をつくりたい」という思いから、商店街に直売店をオープン。お店には、とよさんが描いた野菜の絵や花の絵などが飾ってあり、とよさんの絵を見に来るお客さんもいます。
「松川町に帰ってきて、二つのアルプスが見える景色の素晴らしさに改めて気づきました。そして、松川町には自分の夢に向かって頑張っている人が多いことにも気づきました。この美しい自然の中で、田んぼや畑のある生活ができることに幸せを感じています」と俊和さん。
人と農が交差するお店には、今日も新たな交流の輪が広がっています。
(この記事は取材時の内容です)